冷え性

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冷え症とは、手足などの末端が冷たくなることで、不快感や健康障害を引き起こす病気です。冷え症は、体温を調節する自律神経の働きが乱れることで起こります。自律神経は、暑い時には体の熱を放出し、寒い時には体の熱を保持するように血管を拡張したり収縮したりします。しかし、生活習慣の乱れやストレスなどによって、自律神経のバランスが崩れると、血液の流れが悪くなり、体温が下がります。
冷え症の原因

冷え症の原因は、体質や生活習慣によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。
エアコンの普及:エアコンで室温を下げすぎると、体温調節がうまくできなくなります。また、エアコンの風に当たると、皮膚や粘膜が乾燥し、免疫力が低下します。
衣類や食生活の変化:薄着や素足で過ごすことや、冷たい飲食物や油っこい食べ物を摂ることは、血行を悪くし、体を冷やします。逆に暖かい飲食物や野菜や海藻などの食べ物は、血行を良くし、体を温めます。
運動不足:運動することで筋肉が動き、血液やリンパ液が循環し、体温が上昇します。運動不足は筋肉量の低下や新陳代謝の低下を招き、体温調節能力が低下します。
生活習慣の乱れ:睡眠不足や夜更かしは自律神経のリズムを乱し、体温調節能力を低下させます。また、喫煙や飲酒も血管を収縮させて血行を悪くします。
ストレス:ストレスは自律神経に影響を与えて交感神経優位になります。交感神経優位は血管を収縮させて末端部分に血液が行き届かなくなります。
冷え症の症状

冷え症の症状は、手足の冷えだけでなく、以下のようなものがあります。
不妊症や生理不順:子宮や卵巣は血液によって温められています。血行が悪くなると子宮や卵巣の働きが低下し、ホルモンバランスが崩れます。これによって不妊症や生理不順などの婦人科系のトラブルが起こります。
腰痛や肩こり:筋肉は血液によって酸素や栄養素を得ています。血行が悪くなると筋肉が緊張し、痛みやこりを引き起こします。特に腰や肩は冷えやすい部分です。
免疫力の低下:体温が下がると、白血球やリンパ球などの免疫細胞の働きが低下します。これによって感染症やアレルギーなどの免疫系のトラブルが起こります。
代謝の低下:体温が下がると、酵素の活性が低下し、代謝が悪くなります。これによって肥満や便秘などの代謝系のトラブルが起こります。
鍼灸治療を受けることで、症状を改善することができます。

冷え症は治癒することが難しい病気ですが、鍼灸治療を受けることで、症状を改善することができます。鍼灸治療は、体に鍼や灸をあてることで、血液や気の流れを整えて体のバランスを取り戻す治療法です。鍼灸治療にはYNSAという方法があります。YNSAは、頭皮にある特定の点に鍼を刺すことで、脳や身体機能に影響を与える方法です。YNSAを受けることで、冷え症の原因となる自律神経の乱れや血行不良などが改善されることが報告されています。