自宅でできる東洋医学ツボケア: 疲労解消と健康増進の簡単テクニック
YPくん: とむ先生、東洋医学の「臓腑」とはどういうものですか?
とむ先生: いい質問だね、YPくん。東洋医学では、体のさまざまな部分が互いに関連して機能していると考えられているんだ。例えば、「肺」は呼吸だけでなく、体の「気」を司る役割も持っているんだよ。
YPくん: 「気」ってなんですか?
とむ先生: 「気」は体のエネルギーのようなもので、体を動かしたり、健康を保つのに必要な力だよ。気が不足すると、咳や息切れ、疲れやすさなどの症状が出ることがあるんだ。
YPくん: 他の臓腑にはどんな機能があるんですか?
とむ先生: たとえば、「心」は血を送り出す働きがあり、精神活動にも関係しているから、不安定になると動悸や不眠などの問題が起こりやすくなるんだ。そして、「脾」は食べ物を消化吸収する役割があって、これがうまく機能しないと、食欲不振やむくみなどが起こることがあるよ。
YPくん: それを治す方法はあるんですか?
とむ先生: はい、東洋医学では「経絡」と呼ばれる体の中のエネルギーチャネルに沿って、マッサージやかっさという道具を使って流すことで、これらの不調を整えることができるんだ。それに、セルフケアとして日常生活で簡単にできる方法もあるよ。
YPくん: 実際にやってみたいです!
とむ先生: いつでも教えるから、一緒にやってみようね。きちんと学んで実践することで、体の不調を自分で管理できるようになるから、健康な毎日を送るのに役立つよ。
東洋医学の臓腑に関する説明ですので西洋的な考え方と違いますが簡単にまとめてみました。ぜひセルフケアの参考にしてください。*『病理』を見て『臓腑の経絡』に沿ってかっさを流してみるなどがおすすめです。
臓腑の機能病理について
《肺》
機能『呼吸、気を司る』
病理『咳、息切れ、風邪引きやすい、無気力、鼻水、たん、のぼせ、喉痛』
《大腸》
機能『消化された食物を推動し排出する』
病理『便秘、軟便、下痢』
《胃》
機能『飲食物を納め、消化する』
病理『食欲不振、滞り、口臭、歯肉炎、口内炎』
《脾》
機能『飲食物を変化させ吸収し運ぶ』
病理『食欲不振、気血不足、浮腫、下痢、血尿、血便、皮下出血、めまい、頭痛、倦怠感、痛み』
《心》
機能『血を送り出す、生命活動全般、精神活動全般、』
病理『動悸、不整脈、心拍や呼吸の失調、不眠、健忘、胸の不快感、精神不安定』
《小腸》
機能『胃から送られてくる飲食物の吸収と消化』
病理『消化や代謝の失調、下痢、腹痛、小用が不調』
《膀胱》
機能『尿を溜める』
病理『排尿障害、頻尿、首筋の冷え、背中のはりやこり』
《腎》
機能『精や生命活動や水を管理する、呼吸のバランスを保つ』
病理『疲れやすい、耳鳴り、めまい、脱毛、健忘、倦怠感、無力感、火照り、のぼせ、寒がり、冷え、下痢、夜尿、小便不利、咳嗽、喘息、呼吸困難、浮腫』
《心包》
機能『心を守りその機能を代替する』
病理『経絡に沿った症状』
《三焦》
機能『臓腑をつなぐ』
病理『臓腑の機能失調、多汗、無汗、浮腫、尿量減少』
《胆》
機能『決断を下す』
病理『口苦、黄疸、優柔不断、オドオド、ビクビク』
《肝》
機能『感情を司る、脾胃の補助、血を調節する、』
病理『怒りっぽい、躁鬱感、胸肋部痛、お腹が張る、便秘、関節痛、からだが重い、浮腫、吐血、鼻血、不正出血、めまい、頭痛』
簡単ケア、お試しください。